コミュニティビジネスとは?
コミュニティビジネスとは?
「コミュニティビジネスってなんだろう?」
「どんな特徴があるんだろう?」
「どうしてコミュニティビジネスが求められるの?」etc...
・・・そんなコミュニティビジネスに関する疑問にお答えします!
コミュニティビジネスとは?
コミュニティビジネスとは、きちんとした定義は固まっていませんが、
概して言えば・・・
「地域の抱える課題を、地域住民(市民)が主体となって、ビジネスの手法を活用しつつ、それらを解決していく、一つの事業活動」のことをいいます。
コミュニティビジネスの特徴
コミュニティビジネスの最大の特徴は・・・
- 地域の課題を解決することをミッション(使命)とし、ミッションを達成するために必要な範囲で、利益を上げることですが、その利益は地域社会に還元されます。
- 価値観の多様化、少子高齢化の進展といった社会情勢の変化から増大する地域課題に対して、地域住民が主体的にこれらの課題を解決していく活動です。
- コミュニティビジネスが解決する地域の課題とは、何らかの形で地域社会あるいは地域住民の社会環境・生活レベルの向上を図るもので、課題解決の結果、地域社会が豊かになるもののことです。
- コミュニティビジネスのコミュニティとは、地域の課題に係る特定の地域であり、市町村域等の行政区域にこだわりません。
- コミュニティビジネスのビジネスとは、事業の管理、運営のためにビジネスの手法を活用することを表します。したがって、事業を安定的・継続的に行うために、必要な対価を徴収します。
- 利益を得ても、地域課題の解決のための活動の継続や新たな地域課題の解決に向けられ、営利企業のように株主に配当還元されることはありません。
コミュニティビジネスの担い手は?
コミュニティビジネスの担い手は、特に組織形態として縛られるものはありません。
そのため、個人、任意法人、NPO、会社(株式会社等の営利法人)など様々な組織形態での参加が可能です。 しかし、コミュニティビジネスとして特定分野の活動をする場合、法律等で組織形態が定められていたり、あるいは何らかの規制(設立認可や届け出など)を受けたりする場合があります。
例えば、医療行為の場合、医療法人である必要があったり、介護保険事業の場合は事業者認可が必要・・・などのケースです。これらの点に配慮をする必要があるでしょう。
コミュニティビジネスの活動分野は?
活動分野に特に限定はありませんが、あえていくつか例を挙げてみますと・・・
- 保健・医療・福祉
- 教育
- まちづくり
- 学術・文化・芸術・スポーツ
- 環境
- 災害救援、地域安全活動
- 人権擁護
- 国際協力
- IT・情報社会
- 科学技術
- 地域資源活用
- 職業能力の開発
- 消費者の保護
- 観光、交流
- これらの活動に関する支援、サポート(中間支援)
- 地方自治体等が本来行う業務の受託
などなど。
幅広い分野を包括しており、これらの中の1つの活動に特化されたり、色々な分野を組み合わせた形で活動されたり、はたまたここでは例示しなかった活動を行われていたり、と種々多様な活動を展開することができます。
コミュニティビジネスの効果
地域でコミュニティビジネスが展開されることで、様々な効果が期待されます。
例えば・・・
- 地域の課題解決を通じて、地域社会や住民の社会環境・生活レベルの向上が期待されます。
- 地域の課題解決のために、新しいビジネスの場を形成したり、事業を展開することで、地域における創業の機会や地域の雇用を拡大する効果が望まれます。さらには、これらのことが地域経済や社会の活性化に繋がる事も期待されます。
- 地域住民自らが主体となってコミュニティビジネス活動をする事から、地域社会の自立・活性化・そして地域コミュニティの再生、盛り上がり、そして再活性化などの効果が期待されます。
- 活動に参加している地域住民の方にとって「自分は社会に貢献している!」という満足感、やりたいことを実行できるというやりがいや自己実現の満足感、そして生き甲斐を与えてくれます。
広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会
事務局:特定非営利活動法人 コミュニティビジネスサポートセンター
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